【LD】機動警察パトレイバー OVA版 (+画質検証)

LD＝レーザーディスク、かつて映像規格の王者の座に到達し、そしてDVDの誕生と共に凋落して、前世紀の末には完全に生産停止した映像規格であります。このシリーズは、自分がコレクションとして保管している色んなアニメ作品のLDジャケットの鑑賞会的なもので、ついでに簡単な画質検証もやっていくという企画です、今回は『機動警察パトレイバー』OVA版(1988年)になります。

• アニメ界隈におけるメディアミックス方式の先駆で、以降のアニメ業界に色んな影響を与えた。
• 天才集団「ヘッドギア」唯一の作品シリーズ、監督押井守をどん底から救ってくれた作品でもあった。
• ロボット作品なのに、ロボット要素抜き、キャラの掛け合いと世界観だけでも魅力的(寧ろそこが面白い)。

パトレイバーのアニメ作品と言えば、OVA版やTV版、劇場版等があります、そして各バージョンの設定は微妙に違って、それぞれの世界観で成り立っています、発売/上映/放送順で並べば、OVA版→劇場版→TV版→新OVA版→劇場版2→劇場版3という順番になります、そしてこちらは一番最初のOVA版の紹介です、この昭和末の渋い雰囲気本当に好き！パトレイバーアニメ全シリーズの中で一番好きかもしれません、劇場版1作目も大の好きで、また今度紹介しようと思います。

パトレイバーOVA版全7話、VOL.1、収録話数：第1話「第2小隊出動せよ！」

VOL.2、収録話数：第2話「ロングショット」

VOL.3、収録話数：第3話「4億5千万年の罠」

VOL.4、収録話数：第4話「Lの悲劇」

VOL.5、収録話数：第5話「二課の一番長い一日」(前編)

VOL.6、収録話数：第6話「二課の一番長い一日」(後編)

VOL.7、収録話数：SPECIAL「特車隊、北へ！」

周知の通り、LDは大体DVDと同等くらいの画質と言われていますが、アナログ信号とデジタル信号の比較自体はあまり意味ないと思います、ここはあくまで「LD映像をブラウン管で観ればこんな感じだよー」「あえてデジタル信号に変換すればこう映るよー」という趣旨でやっています、ではいきましょう！

使用機材は下記の通りで、使用映像は第1話の一部のシーンとOP動画になります。

LDプレーヤー：PIONEER CLD-R5
変換方式：S端子 → HDMI
キャプチャボード：ASUS TUF Gaming Capture Box-FHD120
エンコード解像度：1440×1080 (4:3)
検証ソフト：機動警察パトレイバー OVA版 VOL.1

ブラウン管直撮り←　　　→デジタルへ変換後

オープニング

いかがいたしましょうか？今回のLD盤自体は特に破損やキズがありませんが、今の標準で観れば画質良いとはやや言いにくい感じですね、特にリマスター版等と比べたら、全体ガンマと輝度が高い故に消滅されたディテールが数え切れない程ありました、しかし、実際にブラウン管で観たら、そんなに違和感でもなかった(肉眼で観るのは写真より10倍綺麗だった…)、結果はどうであろうと、今回は少し面白い検証でした、他の古いLDまだまだあるので、楽しみにしていますね～それでは！